HOME型技術セミナー第145回型技術セミナー
開催案内PDF:175KB 
第145回 型技術セミナー
「金型産業とDXの最前線」
開 催 要 領
開催日時 2022年5月26日(木) 9:55〜15:40
開催場所 オンライン講習(Teams会議室)
主  催 (一社)型技術協会
協  賛 (一社)日本金型工業会
趣  旨  デジタル技術を駆使して、新たなビジネスモデルの展開、競争力の維持や強化のために、デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)を進めていくことが多くの分野で求められています。また経済産業省の報告では、DXを推進しなければ、日本は2025年以降に年間最大で12兆円の経済損失が生じる可能性があるとされています。このような状況の下、製造業もDXは重点的に取り組まなければならない課題の一つと認識されています。そこで本セミナーでは、実際にDXに取り組んでおられる技術者をお招きし、最新の事例や今後の展開、可能性についてご紹介いただきます。
 本セミナーを聴講することで、DXの特徴を理解し、今後の新たな取り組みの役立つのではないかと期待されます。多くの皆さまの聴講をお待ちしております。
講演者
(講演順)
司会:成田 浩久 氏(名城大学)
1)9:55〜10:00 「諸注意」
型技術協会事務局
2)10:00〜10:50 「DXの最前線〜金型製造のCPS化と
         ナレッジマネジメント」
(株)レクサー・リサーチ 代表取締役社長 中村 昌弘 氏
要旨: 本講演では、ものづくり現場のDX化へ向けて、最新の技術開発動向をご紹介いたします。多くの金型製造の現場運用では熟練者の経験値に依存している状況ですが、経験者の高齢化や顧客ニーズへの対応へ向けて製造運用の方式を高度化していくことが求められている現状です。ここでは機械学習等のAI技術では対応できない領域であり、モノづくりのナレッジを体系化するアプローチが必要で、これまでと異なる新しい技術が求められています。講演者は最先端のCPS(サイバーフィジカル)技術をベースに生産現場のナレッジ化を進めており、皆様のご参考のために、型製造での適用を例にとった活動事例をご紹介いたします。
3)10:50〜11:40 「高品質ものづくりの実現に向けた
       デジタルレシピ生成技術」
(株)日立製作所 研究開発グループ 生産・モノづくりイノベーションセンタ
主任研究員 河野 一平 氏
要旨: グローバル競争の激化とカーボンニュートラルやサプライチェーンの再構築を背景とした地産地消型ものづくりの要求から、人や設備に依存しない高品質な製造が求められている。日立では、製造設備のクセや製造ノウハウをデジタル化し、対象の製造設備にカスタマイズされた製造条件である「デジタルレシピ」を生成する技術を開発した。本講演では、金型加工と樹脂成型を対象としたデジタルレシピによる高精度化について紹介する。
11:40〜13:00  昼休み
4)13:00〜13:50 「お客様のDXを推進するマキノのIoTサービス」
(株)牧野フライス製作所 S.I.T.本部 プロダクトマネジメントセクション
プロダクト管理推進グループ スペシャリスト 浅見 聡一郎 氏
要旨: 当社では製造業におけるIT技術を活用したモノ作りの支援に力を注いでいる。その取り組みとして、2018年に情報技術を専門とする企画・開発部門であるS.I.T.本部(Strategy of Information Technology)を立ち上げた。S.I.T.本部は情報技術の活用により金型製作工程の高度化・統合化を目指し、お客様の事業の加速を直接的・間接的に支援する各種ハードウェア及びソフトウェアの開発を進めている。今回はその中からいつくかのIoTサービスを紹介する。
5)13:50〜14:40 「見える化するIoTから繋ぐIoTへ、
  データ連携による企業体形成への挑戦」
(株)ツバメックス 開発部 課長 荒井 善之 氏
要旨: 燕三条エリアは金型産業の集積地です。その金型産業は短納期、低コスト、新材料、職人の引退という波にあおられています。この波を乗り越えるべく私達はIoT技術とクラウド環境をベースに設計情報・工程情報・実績情報の共有化へのチャレンジを始めました。40年前の3D-CADシステム導入から連なる弊社の金型支援システム「TADDシステム」を地域企業間でゆるやかに連携することで仮想的な企業体形成を目指しています。この挑戦の一端をご紹介いたします。
14:40〜14:50  休 憩
6)14:50〜15:40 「金型製作履歴の電子化」
本田技研工業(株) 四輪事業本部 ものづくりセンター 生産技術統括部
 金型生産部 金型設計課 1級登録員 安藤 優希 氏
要旨: 日々金型製作現場で起きていることを製作履歴に残すのに多大な工数を費やしており、漏れも発生している。さらにはグローバルへ情報を発信するのにひと手間掛かっている。金型製作履歴を電子化し現場対応にタブレットを導入することにより『確実に、簡単に記録に残しリアルタイムでグローバルへの情報発信』が可能となり効率化が図れた事例である。また、情報を一元化することにより次機種金型へのF/B内容が充実し体質改善につなげることが可能となった。
****************************
参 加 費 いずれもテキスト1冊を含む
会 員 21,000円/名 (会員の対象は主催・協賛団体会員です)
学生会員 1,000円/名  
一 般 31,000円/名  
個人会員A入会申込付き37,500円(ご希望の方は事務局までお問合わせ下さい)
  内訳:参加費21,000円+入会金3,000円+4月入会時会費13,500円
海外から送金の場合、銀行取引手数料4,000円が別途必要となります。
募集人数 45名
申込締切 5月12日(木)
1) 参加費用の請求書ならびにテキストの発送は5月となります。
2) セミナー当日のTeams会議室のURL配信は5月23日を予定しております。
当日は配信されたURLの会議室にログインし、参加ください。
3) 本セミナーはMicrosoftのTeams (web会議システム)を利用して聴講いただきます。
事前にTeamsの接続確認を希望される方は下記日時にアクセスください。
 ※接続は当日使用するPC等を用い、参加者本人がアクセス
  ください。
 事前接続確認:5月16日 13:00〜16:00
 ⇒URLはこちらです
4) セミナー当日、聴講者側の都合や接続トラブルにより聴講ができなかった場合も返金は致しませんのでご了承ください。
5) セミナー内容の録画・録音は禁止させていただきます。ご承諾のうえ、お申し込みください。
申込方法
申込締切日後のキャンセルはできません。参加費をお支払いいただきます。
問 合 先 一般社団法人 型技術協会
TEL:045-224-6081 E-mail:info@jsdmt.jp
 
1ページもどるページ上部へ
一般社団法人 型技術協会