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第161回 型技術セミナー
「機械加工前の段取りKAIZEN(カイゼン)」
〜最新の段取り効率化・省力化事例〜
開 催 要 領
開催日時 2025年8月26日(火) 9:50〜16:50
開催場所 ウインクあいち 11階 1101会議室
〒450-0002 愛知県名古屋市中区名駅4-4-38
主  催 (一社)型技術協会
協  賛 (一社)日本金型工業会
趣  旨  金型加工の現場において、「段取り」は加工精度と作業効率、広い意味では生産性を左右する極めて重要なプロセスです。しかし実際には、作業者ごとの経験や感覚に依存した方法が多く、作業の属人化や品質のばらつきが課題となっています。また、昨今の人手不足や多品種少量生産の増加に伴い、機械加工前の段取り作業を標準・自動化する、または最適化するニーズはますます高まっています。
 本セミナーでは、段取りの流れや測定器・治具から、デジタル技術を活用した自動化までを幅広く取り上げ、金型加工における段取り力の底上げと省力化を実現するヒントを、実例を交えながら紹介します。
講演者
(講演順)
司会:岩田 正己 氏((株)MOLDINO)、飯山 浩司 氏(DMG森精機(株))
9:50〜10:00 「開会挨拶」 岩田 正己 氏((株)MOLDINO)
1)10:00〜11:00 「機械加工における工具段取りのトータル自動化:
    精度、効率、標準化を実現する
         次世代ソリューション」
ZOLLER Japan(株) マーケティング マネージャー 奥 健一 氏
要旨: 機械加工前の工具段取りは、作業効率のボトルネックになることが多く、人手不足の中でその効率化、自動化が求められています。本講演では、工具管理ソフトによる工具選定、所在管理から、ツールプリセッターによる工具自動チャッキング、測定、さらに測定値の工作機械への自動転送まで、段取り作業の効率を飛躍的に向上させるソリューションを紹介します。
2)11:00〜11:50 「FCSクランプ治具から始まる
   スマートファクトリーへの道」
(株)TMW 事業開発部 リーダー 松本 圭司  氏
要旨: モノづくりにおいて、工作機械や切削工具に加えて必要不可欠なモノがワークを固定する為のクランプ治具です。高速・高精度・高品質な加工のカギはクランプにあると考えます。従来の機械加工の段取り工程はあくまで「現場作業者(個人)の力量任せ」になっています。FCSクランプ治具を活用し段取り工程をシステム化(標準化・規格化)する事により、安全で簡単な作業による段取り改善をご紹介致します。
11:50〜12:50  休 憩
3)12:50〜13:40 「最新のチャックシステムによる
    段取時間短縮と効率化提案」
ハインブッフ・ジャパン(株) 代表取締役 鈴木 秀俊 氏
要旨: 高精度複合加工機の普及により工程集約が進み、様々な加工を1台でこなせるようになった。しかし、機械の能力を十分に引き出すには周辺機器の選定が重要だ。特に、ワークを把持するチャックは、加工工程や時間に大きな影響をおよぼす。ドイツでは加工ワークに応じて3つ爪チャックやコレットチャックを使い分けることは、特別なことではない。弊社は、段取性に優れ、誰でも扱いやすく、再現性のある製品をご紹介する。
4)13:40〜14:30 「MCの潜在能力を限界まで
   スマートに引き出す為のノウハウ」
(株)入曽精密 代表取締役社長 斎藤 清和 氏
要旨: 製造現場の重要な工作機械としてマザーマシンといわれるマシニングセンター(MC)があり、近年目覚ましい進化を遂げているが、その能力は、十分に製造現場では発揮されていない。マザーマシンのMCの能力を発揮させることで、製造現場の生み出す製品の機能・性能は革新的な発展を遂げ、産業界全体の活性化を実現可能である。今回、その潜在能力について詳らかにし、引き出すための方法を分かり易く解説する。
14:30〜14:40  休  憩
5)14:40〜15:30 「機内での工具測定とワーク段取り及び
      加工後ワーク測定の活用提案」
ブルーム-ノボテスト(株) 営業部 部長 加藤 力也 氏
要旨: 工作機械をより有効に活用し、機上測定を通じて生産効率を向上させることは、省人化の実現にもつながる重要な取り組みである。加工前の工具やワークの段取り測定、加工直後における工具の摩耗やチッピング管理、更にはタッチプローブを用いた機上でのワーク測定を導入することで、最適な加工プロセスの構築が可能となる。本講演では、機内非接触式工具測定のメリットと、加工後におけるワークの機上輪郭測定の活用方法についてご提案する。
6)15:30〜16:20 「マシニングセンタにおける
  段取り作業の効率化・高精度化・省人化」
(株)牧野フライス製作所 カスタマアプリケーションセンタ
カスタマサポート部 CSグループ 丸山 利幸 氏
要旨: 労働人口が減少している中、加工精度の向上、リードタイムの短縮がより強く求められている。本発表では、熟練者の技能を必要としない、マシニングセンタにおける機上段取りの効率化・高精度化・省人化に寄与できる機能を説明する。
7)16:20〜16:35  全体質疑応答
8)16:35〜16:50  名刺交換交流会
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参 加 費 いずれもテキスト1冊を含む
会 員 21,000円/名 (会員の対象は主催・協賛団体会員です)
学生会員 1,000円/名  
一 般 31,000円/名  
入会により参加費は21,000円となります。(ご希望の方は事務局までお問合わせ下さい)
個人会員A入会時の会費は入会金3,000円+6月入会時会費15,000円となります。
募集人数 60名
申込締切 8月7日(木)
申込締切日後のキャンセルはできません。参加費をお支払いいただきます。
申込方法
1) 申込締切後、参加決定者に参加証・請求書をお送りいたします。
2) 当日参加証が必要となりますのでご持参下さい。
問 合 先 一般社団法人 型技術協会
TEL:045-224-6081 E-mail:info@jsdmt.jp
 
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一般社団法人 型技術協会